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噛み合わせ治療方法

診断結果説明・専用マウスピース装着

診断結果の説明

前回の検査結果および各種資料から噛み合わせの状態ならびに、全身に及んでいる影響について説明致します。 続いて、専用マウスピース装着についての注意点を説明致します。 専用マウスピース装着後起こってくる可能性のある、好転反応についてもお伝え致します。

専用マウスピースの装着目標

1.後方挙上、下顎前方回転により関節窩に余裕が生まれる

→神経・周辺組織の保護

下顎が上顎より離れることで、下顎骨の先端の下顎頭が、相対する上顎の関節窩に押し込まれることを防ぎます。その結果、関節領域の周辺組織への圧迫が減り、保護されます。

→側頭骨の前方回転

下顎が上顎に押し込まれると、上顎の関節窩を経て側頭骨に回転する力がかかります。この回転力は側頭骨に隣接する後頭骨、蝶形骨、側頭骨、胸骨を押して変形、歪みを生じる原因となります。場合によってはこれら骨によって保護されるべき大脳、小脳、脳幹部などが圧迫され、異常を生じさせることも考えられます。

2.バーティカル・ディメンジョンを挙げる

専用マウスピースを装着することで、下顎を上顎から離すことで、下顎と上顎の距離を確保します。このことにより、上顎と下顎の垂直的な距離が増します。このことを専門的にバーチカルデメンジョンを上げるといいます。

→筋肉及び神経のリセット

下顎が上顎に噛みこんでいる状態では、筋肉を緊張させている状態で、この時筋肉の隙間を通る神経などは圧迫されています。よって緊張をとることで、筋肉や神経のリセットをはかることができます。

→アンチエイジング

下顎が上顎に向かって長年強く噛みこんでいますと、鼻からおとがいまでの下顔面の長さ(高さ)が短くなってきますので、顔の下半分がつぶれた印象を与えます。筋肉もたるみますので、しわも深くなり、いわゆる老人顔貌を呈します。
よってバーチカルディメンジョンを上げて下顔面高を長くすることで、若返りの印象を与えることができます。

→無意識下で筋肉の左右の高低差をなくす

かみしめをしている時は左右同じようにしていることは少なく、左右のどちらかで強くかみしめ、一方の側で弱くかみしめていることがほとんどです。その時に、バーティカルディメンジョンを上ると、筋の緊張が軽減し、左右の筋肉の緊張の差が消費してゆき左右差がなくなっていきます。
その結果、左右均等に噛むことができるようになります。

3.容易に下顎前方位がとれ、前方位で安定するポジションがある

→気道の確保

下顎が奥噛みになっている方が日本人には非常に多いのですが、こういう方は前歯も奥歯もいつも正常よりも後ろ側で噛んでいます。起きている時間帯でも下顎が後ろ気味に位置していますので、就寝時には重力によって下顎はさらに奥(後ろ側)に落ち込んでいきます。そうすると、のどの奥にある呼気・吸気の通り道である気道を狭めたり、閉塞させたりするようになります。これが世にいう、睡眠時無呼吸症候群です。
よって、抵抗なく、下顎を前方にもってこれる状態を作ることは気道を確保する点で非常に重要です。

4.切端位、前方位で正中が合う

下顎を前に出し、上下の歯が上下的に揃って噛んでいる状態を切端位といいますが、顎のずれのない方はこの切端位で、上下の一番前の歯の中央(正中)がぴったり合って噛むことができます。逆に顎がずれている方はほとんどがこの正中もずれています。
よって、上下の歯が正中で合うように噛めるようにすることも重要です。

→患側の入り込みを外側へ誘導

下顎が内側にずれて入りこんでいる場合も、正中が合いません。この場合は、入りこんだ下顎を外側に誘導することで、正中が合うようにすることが可能です。

→顎位再構成の学習

顎の位置を修正しながら誘導してゆくと、元の噛む位置もわからなくなることがあります。治療中でも正しい位置で噛めるような基準点が必要です。下顎を前に出して切端位をとることは、最終的な目標でもあり、治療途中でも明確な基準点にもなりえます。

好転反応とは

好転反応とは噛み合わせを良好な状態に改善してゆく過程において、以下のような症状が急激に出現することがありますが、ほとんど数日でおさまることが多いので心配は必要ありません。

診断結果説明・専用マウスピース装着

専用マウスピース装着時ならびに調整時には口、首そして頭蓋骨の補正を行います。専用マウスピースを装着して噛み合わせを理想に近ずけても、頚部や頭蓋骨にゆがみが残存していると、噛み合わせの改善に効果がみられないだけでなく、支障が生じることがあります。

口内マニュピレーション

口内マニュピレーション

口内マニュピレーション

下顎の関節か内の顆頭の内方患側を見つけ顎筋を弛緩するマニピレーションを行います。

首の操体

首の筋肉などをリラックスさせ、頭蓋骨や顔面への影響を消失させます。
頭蓋骨矯正を効率よく行うために、事前にする必要があります。

首の操体

首の左右回転と左右の肩筋伸ばす・首の前方回転の操体法を行う整体師が担当します。

頭蓋骨矯正

歪んだ頭蓋骨の縫合部に刺激を与え、頭蓋骨の各構成骨を揺らした後、最終的に側頭骨を前方に回転させる。特に、自律神経のバランスが狂っている場合、視床下部を保持する蝶形骨の歪みを取るために、前頭骨や後頭骨への補正が必須となってきます。整体師の重要な仕事です。

頭蓋骨矯正

専用マウスピース装着

専用マウスピース装着

専門の歯科技工士によって製作された専用マウスピースが装着されますが、患者さんのお口に装着した下顎前方位をとっていただき、変な干渉などないことを確認し、あれば調整します。

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