三代にわたって歯科治療をご提供
当院は、この守口の地で長年にわたって歯科治療を提供してまいりました。
初代祖父(吉中 光雄)に始まり、二代目父(河合 啓次)に続き、現在副院長を務める河合 瞬は、三代目にあたります。
親から子へ、そして子から孫へと、歯科治療を通して地域の皆様の健康な暮らしに貢献していきたい、という気持ちを大事に受け継いでおります。
これだけ長く歯科医院を営んでおりますと、もちろん患者さんとも長いお付き合いとなります。
小さな子どもだった頃に初めて当院にお越しになった患者さんが、やがて大人になって結婚され、そのお子さんがまた当院に来院される、といううれしいこともしばしばあります。
今後も初代から受け継いだ地域貢献への想いを大切に、未来へと向かって着実に日々の治療に邁進してまいりますので、どうぞ安心してご来院ください。
当院の治療における
基本的な考え方
あなたは、「痛みだけを止めてほしい」「歯を抜いてほしい」と、痛みが我慢できなくなってから仕方なく歯医者さんに行っていませんか?
痛くなったら、歯医者さんに行って治してもらえばいいと、簡単に考えていませんか?
自分の歯が何本あるのか、治療したことがあるのか、正確に答えることができる人はいますか。
あなた自身のことなのに、自分のことを粗末にしている人がとても多いような気がします。
当院では、一本の歯が痛んだとき、そして一本の歯を抜くとき、患者さんに「どうしてそうなってしまったのか、 それが将来にどんな結果になるのか」ということに少しでも何か感じて、気づき、ご自身の歯に興味をもってもらいたい想いでお話させていただきます。
そして、その場しのぎでとりあえず痛みがなくなれば、もうそれで大丈夫と考えてしまいがちですが歯が痛くなる原因は、まだあなたの口のなかに残ったままなのです。
原因はそのままですから、歳をおうごとにどんどん他の歯も歯茎も、歯の土台である顎の骨、関節なども悪くなる一方です。
そう、よく耳にするご高齢者のあきらめの言葉“もう歳だからしかたがない”。これは原因を放置した結果、長年蓄積したためなんです。
歯や歯ぐきが悪くなるということは、歯や歯ぐきだけの問題ではないのです。長期的に見れば、癌や心臓病、脳梗塞等になりやすくなるという事も分かっていますし、 痴呆になりやすいということも分かっています。
あなたは『悪くなるまで我慢すること』が、何か「医療費の節約」のような気持ちになっているのだと思いますが、実は逆に、非常に大きな損をしているということになるんです。 歯を定期的にケアする人というのは、歯をケアしない人と比べて、生涯に支払う医療費が、約5分の1で済むという統計がちゃんと出ています。
ものごとすべて、結果には必ずそれを引き起こした原因があります。“むし歯になった”、“歯周病で歯が抜けそうだ”、だから歯医者に行くという行動や考え方には、 単に起こった病気(結果)に対して後始末をしているだけだと思いませんか?どうしてこういう結果になったかについて、その原因から見直そうとしない患者さんや歯医者が本当に多いような気がします。
きっちりと原因を見直しして、気づいた時に原因を取り除いておかないと、いずれ繰り返すことになります。
“またむし歯になった”、“また歯茎が腫れてしまった”という嘆きを何度繰り返されるのでしょうか?ただ、繰り返しているのが数年間隔だということに気づいていないだけなんです。1ヶ月ごとにいや、毎週、むし歯になっていたり、歯茎が腫れていたりしたら、どんな無頓着な方でも気づくと思います。時間のマジックに目隠しされているだけなんです。
私は患者さん一人ひとりお口の中で、現在起こっている症状や病気の原因を患者さんとともに探すことから始めたいと思っています。
時間や回数はかかるかもしれませんが、結局は健康への近道だと思います。
ここで、健康という言葉を使いましたが、実は歯や歯茎は全身の健康とも密接な関係があることが知られています。
詳細は別の機会に譲りますが、1本の歯の不調がもとで、からだが歪んだり、ある重大な病気を引き起こしたりしていることも多いのです。
歯の不調で、明日からだが急に動かなくなったりすればどんな方でも歯の重要性を認めていただけるのですが、 数年から数十年後にやっとからだの異変を生じさせるのでは多くの人はこのからだの異変が、実は歯が原因だと考えないでしょう。
私は“よりよき人生はよりよい歯から”(Better Teeth, Better Life)をモットーに、歯とからだの健康に関する有用な情報を患者さんに提供することが、最も重要な歯科医師の責務と考えています。
先ほど述べましたように、歯の治療と称して歯を削ったり、抜いたりする行為は正直、歯科医師の重要な仕事だとは思いません。
それよりも歯もからだも悪くならにようにお手伝いすることの方がもっと重要だと思いますが、皆さんはどう思われますでしょうか?
全身健康を考えた歯科治療
コンセプト
全身の健康と、お口の健康は以前はそれほど関係がないと考えられてきましたし、残念ながら今だなお医療界では多くの場面でそのような考え方がされています。
歯科界では10数年前より、歯周病と全身のさまざまな病気と何らかの関連があることに注目があたってきており、少しずつではありますが、医科と歯科の連携を唱える先生たちも増加しつつあります。
歯周病と全身の病気の関連性については歯周病治療のページをごらんいただくこととし、ここではそれ以外の歯科がかかわるべき病態について少し述べてみたいと思います。 また、歯科の臨床経験が長い先生がよく口にしているのが、かみあわせを治すと、不思議と元気になったり、姿勢がよくなっているという点です。別のベテランの先生によると、歯が悪い方は、必ずといっていいほど、足や腰を悪くしているという話をよくお聞きします。
私はこれらは単なる偶然ではなく、関連性が確実にあると考えています。
お口の中だけでなく、全身の病気を根本的に治し、健康的な生活を送りたい方はお読みください。
病気の成り立ち
病気は偶然起こるのではなく、ほとんど場合、原因があります。その原因の結果として起こってくるのが、私たちが望まない病気です。よって病気を治そうとすると、病気の原因に対して何らかのアプローチをしないと、完全に治すどころか、症状さえも抑えることができなくなってしまいます。
現在の医療は残念ながら、原因に対して対応しているのではなく、症状さえ取れればよいという考え方です。検査を受けたら異常値だったので、薬を処方されてそれを飲み続けるというのはその典型例です。
もし、その病気の原因が歯や口にあれば、歯科で原因治療してあげなくては治るものも治らなくなってしまいます。たまたま、症状が口の中ではなく、からだの別の部位に出ていると現在ではなかなか治癒が望めません。
このような診断や治療のミスマッチを防ぐためにも、これからは医科と歯科が連携を取っていろいろな病気に対応していかなくてはなりません。
病気の種類
病気は先天的なものを除けば、ほとんどが、後天的な原因によります。
私は、病気は以下のの2つに分けて考えています。
(1)体内での生化学反応が何らかの理由でうまく働かない場合
(2)からだにいびつな力がかかることで発生する場合
(1)体内での生化学反応が何らかの理由でうまく働かない場合
一番多いのは食べ物の問題が大きいと思います。食べ物が偏っていたり、食べる量そのものが多すぎたり、少なすぎたり、そして食べものに含まれる添加物と称される各種化学物質の存在です。
具体的には、糖質ばかり摂取していたり、食べ過ぎであったり、添加物の多いものを常食にしていたりすることが思い浮かんできます。
食べ過ぎが原因の病気はたくさんあります。この場合、食事の量と内容を見直さず、薬だけで対応すること自体が無理がありますし、思うような結果もついてきません。ただ、食べ過ぎをやめようとするだけではほとんどの方が脱落してしまうことでしょう。食べ過ぎてしまうには別の何らかの問題が隠れていると考えられます。
(2)からだにいびつな力がかかることで発生する場合
姿勢が悪かったり、悪癖をもっていたりして、からだの左右バランスのとれた状態で活動していないと、さまざまなひずみがからだの内部の臓器や血管などに負担をあたえてしまいます。これこそが、からだの歪みからくる病気の発生です。
若い時から、からだが歪んだまま長年放置すれば、背骨や骨盤が曲がり、筋肉でその歪みが支えきれなくなればからだを自力で支えることも、歩くこともできなくなります。
残念ながら、からだの専門家であるはずの医者は(1)の場合、すなわち、体内での化学反応がうまくいっていないから病気になっているということにすごく関心があるようで、そのうまくいっていない反応を薬などで治そうとされています。
しかしながら、病気は必ずしも(1)のみが原因で起こっいるとは限りません。(2)の場合のように、内臓をまもるべき骨格が歪んでおれば、神経や血管の流れにも影響が出て、それが病気の引きがねをひいているかもしれないということを多くの医者は考えもしないようです。
病気の治し方
医科や歯科にかぎらず、多くの病気は(1)や(2)が原因の大半をしめていますので、(1)の場合でしたら、食事を見直すということ、(2)の場合でしたら骨格の歪みを治すことが根本的に原因にアプローチすることになり、治癒につながると考えています。
歯科からの原因治療
POINT1体内の反応がうまくいっていない原因
体内の反応がうまくいっていない原因はさまざまですが、食物から本来摂るべき栄養素が摂れていないことが多いようです。からだの健康を維持するためには大事な栄養素を摂るために、いろいろな食材をまんべんなく食べ、それを十分に咀嚼、消化することがまず重要です。
歯が悪いと、食べ物を咀嚼できません。また、唾液が出ないと、消化酵素の分泌が悪くなり、これまた、栄養素を取り込むことに障害をきたします。
よって、健康を維持するためには必要な栄養素を摂るために、さまざまな食べ物を摂れるお口が必須ということになります。何とか食べられるでは、摂れていない栄養素が必ずあります。その栄養素不足がいろいろなからだの病気を引き起こしていることに医者をはじめ多くの人がきづいていません。
次にちゃんと栄養素が摂れて、しかもそれが体内に過不足なく吸収されているかが大事です。歯がよくても、胃腸などの消化管に問題があると、せっかく食事で得た栄養素が効率よく体内に取り込まれることなく素通りしてしまいます。
食べているのに太れない、やせられない方はその典型です。
消化管を川と見立てると、上流のお口の中が汚れていると、当然、下流の腸管も汚れることになります。お口のケアをせず、胃腸のトラブルを解決しようとする医者が多いのですが、やはり、ここでも医科、歯科の連携が必要となるでしょう。
- 体内に蓄積した重金属の解毒
- 腸内環境の改善
- 副腎疲労の改善
- 甲状腺機能の改善
上記を重点的に診断し、歯科との関連性を考慮し、栄養摂取指導(食育)、睡眠の改善、運動機能の向上を治療の主に据えて治療を行っています。
- 重金属の解毒
以前はキレーション治療を行ったこともありましたが、現在は毛髪ミネラル検査結果などより、ミネラル輸送障害の有無、必須ミネラルの過不足などをチェックして、重金属の排毒ならびに、有用なミネラルの選定と補充を行っています。
安全なアマルガム除去のページをご参照していただきたいのですが、健康に有害な重金属の解毒(デットクス)もサプリメント、ハーブなど用いたからだにやさしい方法により行っています。
その他、当院では
- 有機酸検査
- 総合便検査
- 遅延型フードアレルギー検査
- 血液検査
などにより、お口だけでなく、腸管の状態を調べる検査をしています。とりわけ、腸内のカンジダ菌の有無を知ることは消化管全般のトラブルの解決に非常に重要です。
POINT2骨格の異常によって発生する問題の多くが、歯と足からきているのをご存じでしょうか?
歯の異常、すなわちかみ合わせが悪いと、からだの重心がずれていき、それが原因で首、頭、肩、背骨、骨盤、膝そして足と悪影響が及んでいきます。からだの上から壊れていくので、その方向性から下向性の崩壊パターンと呼ばれます。
逆に、足に問題があったために、足、膝、骨盤、背骨、首というように、下から上に壊れていく方向性から上向性の崩壊パターンと呼ばれます。
多くの患者さんを観察していますと、子供の時から歯並びが悪いのを放置した結果、40歳ぐらいから、肩こり、頭痛、耳鳴りがひどくなり、あげくの果てには、腰痛、膝痛で歩行にも障害が出てしまった方が多くおられます。
歯のかみ合わせと足の問題はどうも連動しているような感じがしてなりません。残念ながらこの種の研究はまったく行われていません。
当院は歯科医院としまして、かみ合わせを治すことに特に力をいれて行っています。
かみあわせを治す際に、ぜひ同時に注目していただきたいのが、足です。
外反拇指、内反小指、屈み指、指の変形、魚の目、たこ、水虫、扁平足、開帳足、浮き指などの指の問題、足首の捻挫、X脚、O脚などの脚の問題や、冷え性の手足、転倒、歩行困難などの諸問題がフットケアで治せるということと、かみ合わせと同時併行して治すと効果的です。
かみ合わせも非常に重要ですが、バランスの良い足も同様に大切です。
歯科でフットケアと聞くと、違和感を覚えられる方も多いかもしれませんが、かみ合わせと足はきってもきれない関係です。
かみあわせと足の両方悪い方は転倒予備軍の方々であり、それが寝たきりにつながっていきます。
ご予約方法
当院は、ご予約の患者さん優先で治療をしています。
一人ひとりの患者さんに質の良い治療をするために、ご予約いただいた患者さんにはその方のための時間をお取りして、治療にあたっています。
ご予約なしで来院されますと、長時間お待ちいただくことになります。
急なお痛み等で来院される場合も、できるだけ事前にご連絡の上、ご来院ください。
ご予約は、診療時間内にお電話でお願いします。
初めて来院される患者さんへ
- 来院される前に必ず、ご予約をお取りください。
- 来院される初日は検査ならびに説明がありますので、約1時間程度かかりますので、十分お時間を取れる日時でご予約をお願いいたします。なお、必要に応じて、初日でも応急処置をさせていただきます。
- 2回目の来院日に治療方針などの詳しい説明をさせていただき、ご了承いただければ治療開始いたします。
当院の診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日/祝 | |
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8:30〜13:00 | ● | ■ | ● | / | ● | ● | / |
14:30〜18:30 | ● | ■ | ● | / | ● | △ | / |
△土曜午後は14:00~16:30
■火曜日は訪問診療の為、1日休診となることがございます。
【休診日】(火曜)、日曜、祝祭日、木曜
(※祝日のある週は木曜も診療いたします)
治療の流れ
当院では、患者さんと相談しながら治療計画を立てていきます。
お互いの信頼関係を築くため、そして良質な治療を行なうために、患者さんとお話することがとても重要だと考えています。当然のことですが、毎回、あなたの現在の状態と治療についての説明、治療の進み具合い、そしてもしご質問や疑問に思われることがありましたら、それに対してのご説明をいたします。
あなたが普段、どういう食生活をしているのか。
ご自分の歯に対して、どういうことを望んでいるのか。
今まで行ったことのある歯医者さんで、どういうことをされて嫌と感じられたのか。
治療の回数や時間、予算の希望など。
私は、患者さんが100人いらっしゃったら、100通りの治療法があると考えています。
どんな治療があなたにとって適切か、一緒に考えていきましょう。
Flow01検査
あなたのお口の健康状態をくわしく調べます。
症状の出ている部分はもちろん、お口の中全体を調べてみます。 お口の中のお写真、レントゲン検査、むし歯や歯ぐきの状態の検査などをおこないます。そのほかに、歯型をとり、お口の模型を作製し、かみ合わせ、歯並びの検査をすることもあります。最初に行う検査はすべて保険内で行えるものばかりです。
Flow02治療計画立案
どのような治療が適切かを検討します。
検査で得られた資料の分析結果に基づき、治療計画を決めていきます。
もちろん、初診日にお伺いした患者さんのご要望も、十分考慮させていただきます。
Flow03説明・相談
現在のお口の状態を説明し、治療計画について相談します。皆様に安心して治療を受けていただくために、治療に入る前に必ず治療に関する説明を十分にご納得いただけるまで行うよう、心がけています。
二度と歯やお口のトラブルを起こさないためには、どのような点に注意しないといけないかについてもご説明いたします。当院でもっとも重要と考えている段階です。
Flow04治療スケジュール調整
来院時間をお約束ください。
患者さんの日常生活に差し支えない範囲での治療予約をしてください。多くの患者さんの大切な時間を守るために、予約優先制にしております。もし来院できない場合は、お手数ですが、なるべくご予約24時間前までにお電話でお知らせください。
Flow05治療
治療に入ります。
治療に不安はつきものです。できるだけ苦痛のないよう留意して治療いたします。治療には色々な方法があります。歯科材料は日々進歩しており、まだ保険が適用されていないものも色々あります。ご紹介しますので、お気軽にお尋ねください。
Flow06定期検診のご案内
定期検診のご案内をお届けします。
1~6ヶ月に一度は定期的に検査を受け、歯の健康状態を診せてください。
いつまでもお口の健康状態を保つためにはご家庭でのプラークコントロールはもちろん、定期的にお口の状態をチェックしていくことが大切です。
これは基本的な診療の流れであり、痛みなど処置が必要な場合、まずは応急処置を優先して行いますので、ご安心ください。