お問い合わせ拡大鏡とマイクロスコープ＋
デジタルマイクロスコープ
（ネクストビジョン）を併用
当院では、患者さんに適切な治療をご提供できるよう、拡大鏡やマイクロスコープを導入しています。
拡大鏡は患者さんのお口の中を2～5倍に拡大して見ることができ、マイクロスコープはさらに大きく、5～30倍にまで拡大できます。
治療によってどれくらい拡大するのが適当かは異なりますので、状況に応じて拡大鏡とマイクロスコープを使い分けています。
また当院では、通常のマイクロスコープに加え、高倍率マイクロスコープ「ネクストビジョン」を導入しています。
肉眼の最大80倍まで視野を拡大できる顕微鏡の機能と口腔内カメラを搭載した精密治療が可能です。
拡大鏡
拡大鏡（歯科用ルーペ）は、マイクロスコープほどの拡大率ではありませんが、直視や立体視しやすいというメリットがあります。
特に詰め物や被せ物の治療では、歯の立体的な様子を的確に把握することが重要であり、拡大鏡のメリットを生かした治療ができます。
また、マイクロスコープは視野に映るものが反転するため、「ミラーテクニック」と呼ばれるテクニックが求められます。一方、拡大鏡であれば患部の拡大が直視であり、スムーズな治療を実現できるのです。
マイクロスコープ
マイクロスコープとは、歯科用の顕微鏡です。肉眼よりもさらに精密な治療が可能になり、治療の質も向上にも貢献しています。マイクロスコープの導入率は、日本国内の歯科医院で5％以下と低い水準ですが、アメリカでは歯内療法の専門医に使用が義務づけられている医療機器です。
歯科では、むし歯や感染部分のわずかな取り残しが、症状が再発する原因になります。治療にはミクロン単位の正確さが要求されますが、肉眼や歯科医師の経験を頼りにした治療では不十分と言わざるを得ません。マイクロスコープの仕様を通して精密さや正確さにこだわり、より高度なレベルでの治療の提供につながっているのです。
マイクロスコープを使用するメリット
- お口の中を高倍率で拡大し正確な治療を実現できる
- 歯の根っこまではっきり見えるほど明るく映し出すことができる
- 撮影機能で画像や映像を残せて患者さんもご自身のお口の中を確認できる
- 画像や動画を見ながら患者さんに症状の説明ができる
- モニターに映し出してスタッフにもお口の中の様子を見せられるので連携がスムーズになる
当院のマイクロスコープを使用した
治療
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根管治療
根管（歯の神経や毛細血管が集まる管）は非常に細く狭く、複雑な構造をしており、肉眼での治療では細菌を取り残す恐れがあります。マイクロスコープでは根管内部を明るく拡大でき、目でしっかりと見た状態で治療を進められます。精密さや正確さにこだわった治療により、治療後の再感染リスクの低下や良好な状態も維持しやすくなります。
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外科処置
マイクロスコープにより、切開する範囲を最小限に抑えられます。傷口が小さく、出血や腫れを抑え、治癒の促進も期待できます。難症例の抜歯や破折歯の治療、歯根端切除術においても、リスクを軽減して安全面にこだわった治療につながります。
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歯周外科手術
歯周病の進行で歯周組織の破壊が疑われる場合、「歯周外科手術」が効果的なケースがあります。マイクロスコープの使用により、髪の毛よりも細い糸を使用した縫合を実現し、美しく整った歯ぐきへの回復を促進できる期待が高まります。
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インプラント
インプラントでは、本体内部の清掃や処置による残留セメントも丁寧に除去でき、治療後に炎症が発生するリスクを軽減できます。
また、インプラント周囲炎の予防をめざし、マイクロスコープを使用したメインテナンスも積極的に行っております。 -
歯の形成
マイクロスコープで患部を拡大し、詰め物や被せ物と歯の間に隙間を作らないように精密な調整が可能です。適合性がさらに向上し、詰め物や被せ物の長期的な維持や二次むし歯の防止などが期待できます。
デジタルマイクロスコープ
（ネクストビジョン）
当院で導入しているデジタルマイクロスコープ（ネクストビジョン）は、肉眼の最大約80倍にまで拡大できる顕微鏡と口腔内カメラの両方の機能を搭載した精密機器です。
患部周辺の視野を拡大し、映像をモニターで確認しながらの処置が可能です。歯の表面や歯と歯の間、根管内部なども的確に把握でき、さらに高精度な治療の実現が期待できます。また、必要に応じて口腔内カメラを使用し、画像を用いて現状や治療による変化を分かりやすくご説明でき、治療に対する患者様の理解を深めていただける機会にもつながっております。
デジタルマイクロスコープ
（ネクストビジョン）を使用する
メリット
- 治療患部を高倍率・高画質で確認可能です
- 簡単な操作で広範囲の確認することが可能です
- 撮影機能で画像や映像を残せて患者さんもご自身のお口の中を確認できます
- 根管の奥までしっかり把握することが可能です
精密機器で歯を削る量を抑える
拡大鏡やマイクロスコープを使用し、お口の中をかなりの倍率で拡大しながら治療を進めることによって、問題のある歯を健康な歯を正しく見極めることができるため、歯を削る範囲をできる限り抑えることができます。
必要以上に歯を削ってしまうと歯の寿命そのものを縮めてしまう場合もありますので、当院ではできるだけ歯を削る量を少なくするよう努めています。
