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最近、子供に起きている異変とは?

 院長のかわいです。今回も先日の学校健診で気付いた点を書かせていただきます。前回は口呼吸の子供が多いことを書きましたが、どうして口呼吸が多くなったのか考えてみたいと思います。実は子供だけにとどまらず、大人にも増えていると、毎日の診療の中で実感しています。子供の時にきっちりと治していないので、そのまま大きくなったしまった結果だと思います。さて、口呼吸になる原因はまずは鼻やのどの病気といわれています。鼻の病気などで鼻の通りが悪くなれば、鼻で息がしにくくなり、代わりに口で呼吸するようになると考えられます。しかし、患者さんを観察していますと、耳鼻科的疾患がないのに口呼吸の子供がいます。鼻がつまっていないのに、口で息をしているのです。当の子供に聞くと、口で息をした方が楽だとか、鼻で息をしたことないとかいいます。困ったことです。どうしてこんなことが起こるのでしょうか?このままの状態が続くと、もともとなかったはずの、鼻やのどの病気を引き起こすことになるかもしれません。通常は 鼻が悪い→口呼吸 になると、考えられてきましたが、 口呼吸→鼻が悪くなる といったパターンもあると思っています。

 口呼吸が続くと、口を開けた時間が長くなるわけですから、口を閉じさせようとする唇の力が弱くなってきます。その結果、逆に口を閉めることが苦手になるという悪循環になってしまいます。口が開いていますので、唇や口の中は乾燥しやすく、唇の荒れ、虫歯、歯周病や口内炎といった問題も起こしてきます。唇や口角がよく荒れる、口内炎によくなる、虫歯や歯周病の治療でよく歯医者に通うという方は一度、口呼吸を疑ってみてはいかかでしょうか?他にも、いびき、睡眠時無呼吸症候群、アレルギーや肌荒れを引き起こしている可能性も報告されています。

 それでは、鼻やのどの病気もないのに、なぜ口呼吸になってしまうのでしょうか?これについて今書きますと長くなりますので、次回解説したいと思います。

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