矯正歯科

矯正歯科・歯列矯正

歯並びが悪いと、歯みがきがしにくくてむし歯になりやすくなったり、歯並びの悪さがコンプレックスになって、本来の明るい笑顔が見られなくなってしまったりすることもあります。子どものうちに矯正を行なえば期間が短くすみ、肉体的、精神的、経済的な負担が少なくて済むことがあります。大人になってからでも、矯正をすることができます。

下のような歯並びが気になるようでしたら、一度ご相談にいらしてください。

矯正治療の流れ

歯科矯正治療は一般の歯科治療と異なり、治療期間が長くなることが多いため、最初に精確な診断と治療計画が重要です。そのためには治療前の状態を把握するためにさまざまな資料(データ)を取得する必要があります。

採取する資料項目

模型 模型 パノラマ写真 パノラマ写真
CT写真 CT写真 セファロ写真 セファロ写真

診断

採取した資料結果をもとに、治療期間、治療方法ならびに治療費用などをご説明致します。

治療の開始

治療に関する説明時に治療計画書ならびに費用の見積もり書をお渡してご検討していただきます。

治療期間は症例によって異なりますが、全額歯列矯正治療の場合、装置を完全にはずすまでに1~3年間かかります。その間、原則的には1~2か月に1回のペースで調整に来院していただきます。

治療費のご案内

矯正治療の種類

当院の矯正歯科治療は大きく分けて3つあります。

  • 1 こどもの矯正歯科治療
  • 2 おとなの矯正歯科治療
  • 3 部分的な矯正歯科治療

1.こどもの矯正歯科治療

こどもは歯列矯正(歯並びを良くする)には成長する時期に応じて3段階で対応していく必要があります。

1 乳歯列期(乳歯のみあるいはせいぜい永久歯が前歯や奥歯に数本の時期)

年齢的には3歳から6、7歳までの時期がこれに相当します。

この時期は積極的に上下の歯がかみ合って、その力が歯だけでなくその下の顎の骨まで伝わることが大事です。このかみ合わせの力が適度な刺激となって、永久歯の歯の交換を促すだけでなく、上下の顎の成長を促進させることになります。

昨今、この時期のこどもは加工食品の氾濫により、食事の軟食化のため、あまりかまないこどもが多いようです。そのため、上下の顎の成長が少なく、その後の歯列不正(歯並びの悪さ)や姿勢の悪さを引き起こしてしまいます

当院では上下の顎が成長する時期に着目し、顎を十分に成長させる治療を行います。このことが、その後に続く小学校以降、歯列矯正を必要ないようにしたり、必要であっても重症化させないことに結びついていきます。

残念ながら、日本の矯正歯科治療を行っている医院ではこの時期に治療することは少なく、小学校になってからやっと始める場合がほとんどで、どうしても顎の成長不足や歯の萌出不足による難症例化が起こり、その結果、抜歯矯正や長期間の治療を余儀なくされています。

この時期に上下顎の成長に積極的に関与していくことは顎や歯だけでなく、悪い姿勢の改善、運動神経の向上、不器用さの改善や正しい食事摂取につながることが報告されています。

2 混合歯列期(前歯や奥歯はすでに永久歯だが、大人の小臼歯がまだ生えそろっていない時期)

年齢的には7歳~11歳ぐらいの時期がこれに相当します。

通常の歯科矯正治療でⅠ期治療と呼ばれる治療です。歯が生えている顎の骨(を横に大きくしたりして、永久歯が並ぶスペースを作る治療です。

しかし、この時期の上下の顎の成長は先ほどの3歳~6歳ぐらいの時期の顎の成長の部位が異なってきます。小学校に入るまでの時期は顎の骨の体部を成長させることができますが、それ以降の時期にこの部位を成長させることは困難です。

一方で、6、7歳以降では骨の先端部分で歯が生えてる部分の骨(歯槽骨といいます)を成長させたりすることが可能です。

この時期においては上の顎の骨は10歳ぐらいまで、そして下の顎の骨は青春期を通じて(男性20歳ごろまで、女性16歳ごろまで)成長しますので、上下の顎の骨の成長時期をうまく活用することが必須となります。たとえば、受け口のような下の歯が上の歯より前に出ている場合、上顎の成長を促す必要がありますが、それは10才ぐらいまでに行わないと、上顎の成長は期待できないことになります。

よって、適切な時期に適切な処置を怠ると、後に治療しようと思った場合、治療が困難になったり、長期間かかることになります。矯正歯科の知識の無い歯科医師が、「永久歯に生え変わるまでしばらく様子みましょう」といっているのをよく見聞きしますが、多くの場合適切な時期に適切な治療をするチャンスをみすみす見逃してしまうことになります。

こどもさんの保護者の方が、少しでもおかしいと思えば、難しいことばですが、「咬合育成(成長期に正しいかみ合わせをつくる)」を専門にされている歯科医師に相談されることをお薦め致します。単なる歯並びを治す矯正専門医でもだめです。多くは抜歯矯正になってしまう傾向があります。

3 永久歯列期

乳歯が永久歯に生え変わった後、歯並びが悪い状態が続いている場合、永久歯を歯並びの良い状態にしていかなくてはなりません。混合歯列期から矯正治療を始めている場合でも、多くの症例で、永久歯の矯正治療をしないといけないと場合があります。また、乳歯列期や混合歯列期に何もせず、中学生や高校生になって歯並びの矯正治療を始める場合もこれに相当します。

残念ながら、そのこどもさんの成長時期に適切なことをしていないので、治療が難症例化しているケースも多くみられます。通常、すべての歯をきちんと並べるだけのスペースがすでに欠如していますので、抜歯してスペースを確保する治療が多くの矯正治療を行っている医院で選択されています。

しかし、安易な抜歯は避けるべきで、前方、側方そして後方に歯列を拡大あるいは移動させることとで、ある程度のスペースは確保できることも多く経験しています。また、歯の隣あった部位を1歯あたり0.5mm程度ずつ切削することで、スペース不足を改善する方法もあります。

基本的には抜歯を行わずに行う矯正治療をお薦めしていますが、見た目や時間短縮のために患者さんとの相談の上、抜歯矯正することもありますので、できるだけ患者さんの希望を聞いた上で治療方針を決定するようにしています。

2.おとなの矯正治療(成人歯科矯正治療)

永久歯の歯並びを治す矯正治療全般のことですが、年齢は永久歯が生えそろった中学生以降の方が対象となります。よって中学生や高校生でも成人歯科矯正に準じた治療内容になることがほとんどです。

ただ、年齢が上がれば上がるほど、一般的には歯の移動がしにくくなります。年齢が高い人ほど骨の代謝が低下しており、歯の移動に必要な骨の吸収と添加がスムーズに動かなくなるからだといわれています。

また、成人、特に年齢と共に、歯周病の危険性が高まり、歯の移動は歯周病を悪化させないように慎重にする必要がある分、急速な移動はできるだけ避けなくてはなりません。

成人の場合、基本的には骨の成長は停止しており、こどもの時のように骨の成長を利用する治療方法を選択することはできません。こどもの矯正治療の項目でお伝えしましたように、一生に1、2度しかない成長をうまく矯正治療に活用できない点は大きなハンディーキャップといえます。

3.部分矯正

(1)、(2)がすべての歯が対象であり、全顎歯列矯正治療と言われていますが、前歯や一部の歯だけに限って部分的に歯を移動して矯正治療することがあります。これを小矯正治療(MTM)または限局矯正治療(LOT)といい、全顎歯列矯正治療とは区別しています。

かみ合わせを変えず、一部分だけを治療しますので、治療期間や費用が少なくてすんだり、治療器具も小さいこともあり、最近部分的に気になる箇所を治される方も増加しています。 下記の例のように、埋伏している歯や歯の大部分が崩壊し根だけになった歯などを歯肉上に出してきたり、歪んでたり、倒れている歯を正しい向きに治す部分治療が主になります。

1 埋伏歯の牽引症例

術前 終了後 矯正治療終了後
術前   矯正治療終了後

2 残根の挺出症例

術前 終了後 矯正治療終了後
術前   矯正治療終了後

3 傾斜している歯を起こす症例

術前 終了後 矯正治療終了後
術前   矯正治療終了後

不正咬合(歯並びの悪い状態)の種類

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

一般的に出っ歯などと呼ばれてます。上の前歯や上あごの骨が前に出ている状態や、(上あごが出ているのではなく)下あごが後ろに入ってしまっている状態、あるいはその両方が同時に起きている状態を、上顎前突(じょうがくぜんとつ)といいます。笑うと前歯の歯ぐきが出てしまうガミースマイルになる場合もあります。

下顎が上顎に対して後退している場合も出っ歯のように見えますが、これは上顎が前突しているわけではありませんので、厳密には下顎後退といいます。このようなケースは日本人に多く、横顔をみれば一目瞭然なのですが、患者さん本人は気づいていないこも多くあります。

見た目の問題だけでなく、この下顎後退の不正歯列場合、いびきや睡眠時無呼吸症候群なおの睡眠障害、口呼吸や低位舌などによるアレルギー体質や冷え性を起こす原因ともなっており、全身への悪影響も懸念されています。

反対咬合(はんたいこうごう)

下顎前突と呼ばれることもありますが、一般に受け口とも呼ばれています。下の前歯が上の前歯より前にある状態です。外側からは、下の唇が出ているように見えたり、下唇が厚く見えたりします。また、下の前歯や唇を無理に唇内に閉じ込めようとして、頬が緊張しているように見える場合もあります。

かみ合わせが反対になっているため、上下の歯に対するかむ力が異常な方向に常時かかっているため、歯が早期に喪失する危険性があります。

反対咬合

下の歯が上の歯より前にあり、かみあわせが逆になっています。

開咬(かいこう)

奥歯をかんだ時に前歯がかみ合わず、開いている状態を開咬と言います。指しゃぶりや舌を出すクセがあったり、遺伝などが原因でなることがあります。前歯で食べ物をかみ切れなかったり、話すときに正しい発音ができない場合もあります。

唇が閉じないことも多く、口呼吸や口腔乾燥症の原因となっており、それが歯を失う原因となっています(口の中が乾燥しますと、むし歯や歯周病が進行しやすい)。 奥歯だけで噛んでいますので、しっかりと噛みきれない、咀嚼できないことも多く、奥歯への負担がかなり大きいため、若いうちに奥歯を喪失する危険性があります。

開咬

しっかりかんでもらっても前歯にすきまができています。

過蓋咬合(かがいこうごう)

上下の歯をかみ合わせた時に、上の前歯が下の前歯を覆い隠すようなかみ合わせの状態をさします。下顎が後退しているケースが多く、上顎前突のかたが多いです。上の前歯を圧下させる治療が必要となります。

一般のかたでこのかみ合わせが異常であることを認識されている方は少ないようです。いびき、歯ぎしりや睡眠時無呼吸などを誘発しやすくなります。

過蓋咬合

下の前歯がまったくみえません。

叢生(そうせい)

歯がでこぼこに並んでいる状態で、乱ぐい歯とも言われます。八重歯も叢生(そうせい)の一種です。あごの広さと歯の大きさのバランスが悪いため、狭いあごに歯がきれいに並ばず、でこぼこに重なりあってしまいます。

当然、でこぼこ並んだ状態では歯ブラシも適切に行えず、自浄作用(唾液、飲料水や繊維質のものによる自然な清掃効果)も及ばず、汚れが貯まりやすい状態が続く結果、治療をたびたび行うことになり、最終的には早く歯が失われることになります。

歯がでこぼこしているため、上下の歯がきちんとかんでいることも少なく、上下の歯の間にスキマが多くみられるため、よくかめない、かんでもよく物がつまるという症状が頻発します。

過蓋咬合

下顎が狭窄して歯並びが乱れています。

治療方法(装置の違いによる)

矯正治療の方法は大きく分けて、

  • 1 マルチブラケットシステム(MBS)
  • 2 機能的矯正治療
  • 3 マウスピース矯正治療

の3つに大別できます。

1 マルチブラケットシステム(MBS)

歯の表面や裏面に金具を取り付け、そこに金属のワイヤーを通して歯を移動させる方法。

歯に金具を固定するため、矯正力は24時間継続してかかるため、確実に歯を移動させることができます。歯を動かす矯正力は金属のワイヤーや、ゴムがもつ弾力によります。

長所

  • 固定式のため矯正力が24時間継続してかかるため効率がよい
  • 患者さんが何か積極的にしてもらうことはない。

短所

  • 金具が歯の表面についているので、違和感を伴う。
  • 金具や針金が歯の表面にあるため、歯ブラシがしにくい。

2 機能的矯正治療

装置を使用して、頬、唇、顔面などお口の周囲の筋の力を活用したり、逆に排除したりすることにより、歯や顎を動かす治療方法です。

非常に多種類の装置がありますが、適切な時期に用いることで、マルチブラケットシステムに劣らない効果を発揮することが可能です。

当院では矯正治療をすべてマルチブラケットシステムで行うことはなく、機能的矯正装置を使うべき時には適宜使用して、最大の効果が出るようにしています。

長所

  • 生体の生理的な動きを活用して歯を動かすため自然。
  • 痛みなどが少ない(違和感はある)。

短所

  • 時間がかかる場合がある
  • 取り外し式の装置が多いため、使わないと歯は動かない。

1 拡大装置

・リンガルアーチ:第1大臼歯にバンドをつけ、そのバンドに太いワイヤーを舌側につけ、第1大臼歯の近心への移動を防ぐ効果の他、さまざまな用途に使用することができます。

リンガルアーチ

・拡大床:床につけたネジ(スクリュー)を廻すことで、側方への歯列の拡大をはかる装置

拡大前 終了後 拡大後
拡大前   拡大後

・クワッドヘリックス(QuadHelix):第1大臼歯にバンドを装着し、そのバンドの内側に太いワイヤーを装着し、このワイヤーを拡げて、歯列を側方に拡大する装置です。 拡大床と異なり、患者さんがご自身ではずすことはできませんが、その反面、24時間ずーと矯正力が働らくメリットがあります。

クワッドヘリックス(QuadHelix)   クワッドヘリックス(QuadHelix)

・バイヘリックス(BiHelix):クワドオヘリックスは上顎に装着するのに対し、この装置は下顎の側方への拡大に用います。

バイヘリックス(BiHelix)

・急速拡大装置(Rapid Maxillary Expansion):大臼歯と小臼歯(乳臼歯)にバンドなどを装着し、それに上顎の中央に拡大用のネジをつけた装置で、このネジを廻すと、装置が側方に拡がりますので、これによって上顎を短期間で拡大できます。上顎の中央で結合している骨の癒合を壊して、開かせます。

急速拡大装置(Rapid Maxillary Expansion)

・ペンデックス(Pendex):上顎の前歯の裏側に小さな床をつけ、これを支えにして、上の大臼歯を奥に押し込んで動かすことが可能な装置ですが、その時に側方の拡大お一緒に行うことができる装置です。

ペンデックス(Pendex)

・トランスパラタルアーチ(TPA):左右の大臼歯を連結することで、これを固定源に使用する場合以外にも、側方に大臼歯を拡大することも可能です。

トランスパラタルアーチ(TPA)

2 遠心移動装置

・ペンデュラム(Pendulum)

ペンデュラム(Pendulum) 終了後 ペンデュラム(Pendulum)

治療前と比べて、治療後、左右の大臼歯が奥に動いているのがおわかりなると思います。

リップバンパー:下の大臼歯を唇の力を使用したり、排除したりして動かす装置です。

リップバンパー

DELA(Distal Extension Lingual Arch):リンガルアーチを奥に伸ばして第2大臼歯を後方に動かす装置です。

・バイト ジャンピング アプライアンス(BJA)
・ディスタル ジェット
・GMD

GMD

・サジタルアプライアンス

サジタルアプライアンス

3 下顎前進装置

・ダイナミックアプライアンス

ダイナミックアプライアンス

・ツインフォース

ツインフォース

3 マウスピース矯正(見えない矯正治療)

当院の矯正歯科治療の特徴

1.非抜歯矯正歯科治療

歯並び治療を行っている矯正歯科医院ではかなりの確率で抜歯を行った上で、矯正治療を行う抜歯矯正治療がされています。患者さんが来院された時点、レントゲンや歯型模型から計測を行うと、すべての歯をきれいに並べるためには数mmから数cmスペースが不足しているケースが多くみられます。

確かに何もせず、スペースがないままで、歯を並べることには無理があります。しかしながら、足りないスペースをさまざまな方法で作りだせば、歯を抜くという野蛮な方法でなくとも、歯をきれいに並べることが可能です。

歯には頸椎(首の骨)と共同して重い頭を支えるという働きがあります。不用意に抜歯すると、大人の頭がい骨を子供の大きさに小さくなった顎の骨で支えるという骨格的に無理が生じてきます。

抜歯矯正後に、口が開きにくくなったり、肩こり、首こり、頭痛、耳鳴り、めまい、視力障害、目の奥の疲れ、目の痛み、腰痛、生理不順、冷え性、うつ、慢性疲労など、さまざまな不定愁訴が出てくる場合も数多く報告されています。

歯並びはきれいになり、一見見た目はすばらしく良くなったものの、からだにさまざまな異変が生じる可能性も否定できません。

よって可能な限り、抜歯を行わずに他の方法によりスペースを作ることで、歯を並べる方法を第一選択されることをお薦めしています。他院で抜歯矯正を薦められた場合、一度ご相談いただければ抜歯せずに矯正治療が可能かどうか説明させていただきます。

2.かみ合わせを考慮した矯正歯科治療

当院では歯並びを治す治療以外にも、かみ合わせを治す治療を行っています。「歯並びを治す」のと、「かみ合わせを治す」のをまったく同じだと理解されている歯科医師がたくさんおられますが、実際はまったく違います。

大学病院に行って歯並びを治したいといえば、おそらくまず矯正歯科を紹介されるでしょうし、逆に、かみ合わせが悪くしっかり噛めないので、かみ合わせを治したいといえば、補綴科にいくようにいわれることでしょう。このように大まかな区別はされているのですが、多くの歯医者は本当の違いを理解していません。

よって、歯並びをきれいにしても、かみあわせが確実に良くなるとはいえません。かみあわせを良くするという目的をもって治していかないと、かみ合わせの悪い、きれいな歯並び状態となってしまいます。一見歯並びが良いようにみえても、かみ合わせが悪いと、先ほど述べたような、さまざまな不定愁訴や調子の悪い状態が起こってきます。

当院ではかみ合わせを考慮した歯列矯正治療を行います。かみ合わせ治療と、歯並び治療の両方をしないといけない患者さんも多いのですが、両方できない場合でも可能な限りかみ合わせを考慮しながら治療を進めていきます。

3.当院では矯正歯科も一般歯科も同一の歯科医師が治療します

矯正歯科は概して専門性の高い治療分野で、一般の歯科医師は通常矯正治療はしていません。歯学部の大学教育では最低限の知識を習いますが、それは治療できるレベルのものではありません。よって、矯正歯科を実際に治療できる歯科医師は大学卒業し歯科医師免許を取得した後、大学の矯正科でトレーニンングをつむか、大学以外の施設や卓越した矯正治療の指導医について研鑽をつむしか方法はありません。

どちらにしても矯正歯科治療は矯正治療について何年も勉強やトレーニングを積んだ結果行えるものであり、少しかじったぐらいでは困難です。よって矯正治療を行っている歯科医院は矯正治療だけ行っている矯正専門の歯科医院と、矯正治療と一般歯科治療の両方を行っている歯科医院の2つに大別されますが、後者の場合の大半が矯正治療できる歯科医師を月1回または2回程度出張してもらって矯正治療をしています。

矯正歯科専門歯科医院

長所

  • 矯正専門ですので、難症例でも対応できる場合が多い
  • 矯正専門医や指導医の認定資格をもった歯科医師がいるケースが多い

短所

  • 治療費が概して高くなる場合が多い
  • 治療方法や治療に対する考え方が固定化して場合が多く、抜歯矯正が多い
  • 矯正治療の専門医院であり、むし歯や歯周病治療は別の一般歯科に通ないといけない場合が多い
  • 一般歯科にくらべ、診療室を開けている曜日、時間帯が少ない。

矯正歯科と一般歯科が併設されている歯科医院

このような歯科医院は主たる業務はむし歯や歯周病治療などの一般歯科治療であり、矯正治療について月1回あるいは2回、外部より矯正治療ができる歯科医師を非常勤で勤務してもらっている場合がほとんどです。

長所

  • むし歯や歯周病といった通常の治療を行っている歯科医院でそのまま矯正治療もやってもらえる利便性があります。
  • 治療費は治療を担当される歯科医師の取り分によって大きく異なります。非常勤の矯正の先生が経験が少ない場合、安くなる傾向があります。

短所

  • 矯正治療中、矯正器具がはずれたとか、痛みがあるといった矯正治療に関わるトラブルがある場合、歯科医院が開いていても、矯正治療担当の歯科医師が不在の場合、すぐに対応してもらえないことが多い
  • 矯正治療に関することは一般歯科担当の歯科医師にはわからないので相談さえ難しい

歯科医師が矯正歯科と一般歯科の両方の治療が可能である歯科医院(当院が相当します)

歯科医院にいる歯科医師が、矯正歯科と一般歯科の両方治療可能であるため、上記の2つの問題点はすべてなくなり、すべて長所となります。

こういった歯科医院の最大のメリットは受診される患者さんが最善の治療を受けれる可能性が高いということです。抜かないといけないといわれた歯や神経を抜かずにすむ治療や、歯が長持ちする治療が、矯正治療と通常の一般歯科を合わせることにより可能となります。

その他にも、

  • いつ来院しても矯正治療も一般治療も対応してもらえます
  • 治療も、相談もどの曜日、どの時間帯でも診療時間内でしたら可能です
  • むし歯や歯周病治療などの治療も同じ歯科医院内で通常通り受けられます。
  • 一般歯科、矯正歯科の両方に精通していますので、両方にまたがるような難症例でも対応がしやすい。

症例写真

開咬症例

開咬症例 終了後 開咬症例
開咬症例 終了後 開咬症例

上顎狭窄症例

上顎狭窄症例 終了後 上顎狭窄症例
治療前   治療後

反対咬合症例

反対咬合症例 終了後 反対咬合症例
治療前   治療後
反対咬合症例 終了後 反対咬合症例

非抜歯叢生症例

非抜歯叢生症例

終了後

非抜歯叢生症例

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