噛み合わせ治療だけでは治らないケースについて

いろいろな不定愁訴が、噛み合わせの問題から生じる顎のずれや歪みで起こっている場合も多いのですが、以下のような病態で生じている場合もあります。
出現する症状は似かよって出ていますので、どちらが原因で起こっているか判断がつかないことも多くあります。
その場合、噛み合わせ治療にすぐに取り掛かるよりも、先に以下のような病態をチェックして治療することが良い場合もあります。

1.腸内環境の悪化状態

2.重金属の体内蓄積状態

3.副腎疲労状態

4.甲状腺機能不全状態

5.慢性炎症

これらの病態は単独で生じるよりも、互いに関連しており、相互に悪化させ合っています。
たとえば、歯の治療として多数のアマルガムやパラジウム系金属を多数の歯に詰めている方は腸内環境が悪化、特に、カンジダ菌や悪玉菌が繁殖して、腸漏れ(リッキーガット症候群)状態を引き起こしています。そのため、未消化の食物に対するアレルギー(遅延型フードアレルギー)や、免疫異常が起きている可能性があります。

疲労感を例にとりますと、噛み合わせが悪いため、実は夜間に、良質な睡眠が取れていないために、昼間、疲労感や眠気を感じている場合、噛み合わせ治療によってより良い治療効果が期待できますが、もし、睡眠がそれほど問題ない場合、他の原因を考えた方がよいと思われます。

その場合、日常生活においてストレスにより副腎疲労が起こっていたり、歯の治療に使用されたアマルガムなどから遊離した重金属などが腸内環境を悪化させたりして低血糖状態を引きおこしている可能性も否定できません。腸内環境が悪化すると、便秘や下痢を引き起こし、本来排泄される有害な重金属も再吸収されてしまいます。

その他にも、ストレスが長期間続くと、副腎が疲弊するだけでなく、代替の役割を背負う甲状腺機能にもいずれ異常が生じてきます。

現代の医学では臓器別、症状別に診断していくことが多いため、多くの臓器や器官に原因がある場合や、臓器や器官を構成する細胞レベルでの代謝機能がうまく働いていない場合などはほとんど対応できていないものと思われます。
血液検査、レントゲン検査を始めとするさまざまな検査を受けたものの、そもそも原因が特定できなかったり、その病態を根本的になおすことができない場合はよく見受けられることです。多くの現代医療は根本原因を探求したり、解決することよりも、できるだけ早く患者さんがお持ちの症状を軽減することに主体がおかれていますので、薬剤中心の治療となってしまいがちです。

数々の不定愁訴はすでに病気が発症しているものの、現代医学の検査法では異常とは認めない領域にあるために、異常なしとみなされた状態であり、その状態が続けば、いずれ正真正銘の病気になってしまうと考えられます。そういう意味では不定愁訴の段階でも積極的に治療することで、将来の病気の発生を未然に防ぐことができます。

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