患者さんの体にたずねる診断法オーリングテスト
オーリングテストは、ニューヨーク心臓病研究所所長の大村恵昭博士が考案した診断法の一種で、生体そのものをセンサーとして、生体内の情報を指の筋力変化から検出する方法です。
「生体そのものが極めて敏感なセンサーであり、体に合わない薬剤や素材を近づけたり、手に持たせたりすると、筋肉の緊張は低下する。反対に、体に有効な薬剤や素材では緊張が良好に保たれる」という原理に基づいています。また、「身体の異常のある部分に触れたり、刺激を加えることでも、同様に筋力が低下する。」という事もオーリングテストの特徴です。
オーリングテストすることで、体の中の異常部分を発見したり、異常の原因となっている細菌、ウイルス、ガン、重金属などを検出したり、患者さんに投与する薬剤の種類、分量などの適切な判断などができます。
1.患者さんに、手の親指と他の指で輪っか(オーの形のリング)を作っていただきます。
2.オーリングテストする人(歯科医やスタッフ)が、患者さんの指の輪っかを開こうとします。そのとき、患者さんは指に力を入れて、一生懸命指を開かせまいとしていただきます。
3.この時の患者さんの指の力の強弱を判定するのですが、オーリングが開かない場合をプラス、開く場合をマイナスとして、大きく開くほど異常があると判定します。
4.患者さんによって指の力に違いがありますので、患者さんとオーリングテストする人の間に第三者を入れて検査を行うこともあります。
当院では、科学的根拠に基づいた診断と治療に加えて、オーリングテストを用いて、診断・治療を行なっています。
オーリングテストは世界40カ国で研究、臨床応用されている技術で、アメリカでは知的特許認可(1993年2月23日)が下りており、スウェーデンの医学部では必須科目となっています。「生体にたずねる」「無意識下の反応を見逃さない」オーリングの手法は、世界で認められつつある、診断・治療を選択する際の新しい基準と言えます。
薬を処方するときや、患者さんの体に合う歯科材料(歯の詰め物やかぶせ物の種類)を選ぶとき、詰め物やかぶせ物の形を整えるとき、かみ合わせをチェックするとき、どの歯から治療を始めるべきか考えるときなどに、これまでのように歯科医の経験則や好み、適当な判断ではなく、もう一つの根拠をもって選択することができるのです。
体の免疫力が落ちていれば体の一部である口腔内にも当然症状(口内炎・歯周病疾患など)が表れます。
現代の歯科治療は外側から治療することばかり考えられていますが、漢方で体の免疫力を高めることを同時に行うことにより、口腔疾患に良い影響を与えることに注目しています。
■適用症
1.口腔乾燥症(ドライマウス)
2.味覚異常
3.口臭
4.舌痛症
5.歯周疾患
6.抜歯後疼痛
■治療の受け方
患者さんの自覚症状をみながら、診断し、“証”を決定し、薬を出すというオーダーメードの方法です。
■薬の飲み方
自然の生薬をじっくりと煮出して服用する煎じ薬を使っています。1日2~3回、空腹時に飲んでもらいます。
■費用
健康保険は使用できません。薬にもよりますが、1ヶ月5000円~15000円程度です。
