かみ合わせ治療(咬合治療)とは上下の歯が正しく噛み合うようにするための治療であり、以下のような症状をお持ちの患者さんが対象となります。
局所的な症状(口周辺に現れる症状)
- 口を開けると耳のあたりに音がする
- 口を開けると痛みがある
- 口が大きく開けれない
- はぎしりやくいしばりしている
- 噛んでいるとすぐに顎が疲れる
全身的な症状(口とは関係ないと思われる部位に現れる症状)
- 肩こり、首のこり
- 頭痛、もやもや感
- 腰痛、ヘルニア
- 耳鳴り、突発性難聴、めまい、ふらつき
- 視力低下、充血、目の疲れ
- いらいら感
- 不眠症
- 冷え性
- 手足のしびれ
- 高血圧症、アレルギーなど各種疾患
など、自律神経失調症や更年期障害と診断された多くの症状(不定愁訴と呼ばれる)が、かみ合わせの問題から起こっている可能性があります。
実際、かみ合わせを良くすることで、これら不定愁訴が軽減または消失する症例が数多く報告されておりますし、当院でも同様な成果をあげています。ただ、すべての症状がかみ合わせの異常から生じているとも言えず、的確な診断が難しいのが実情です。
上記の症状のほか、歯医者でも見逃す意外な症状としては
- 歯がしみやすくなる(知覚過敏)
- 歯が摩耗しやすい
- 歯や歯の根が折れやすい
- 歯周病を進行させやすい
- 口内炎ができやすい
- 頬や舌を噛みやすい
- 同じつめもの、かぶせなどがよくはずれる
- 頬杖、枕の上で読書、手枕などの悪癖
- 悪い寝方
- 片側のみでのかみ癖
- はぎしりやくいしばり
- 顎の成長不良
- 不良な歯科治療や矯正治療
- 日常の悪い姿勢
原因は初期のうち(若い間に)に除去しておかないと、かみあわせ異常による歪(ひずみ)は大きくなり、そのひずみを除去するのに長い年月がかかってしまします。多くの場合、問題は子供の時から始まっていることが多く、早期にいかに対応するかで治療期間も大きく変わってしまいます。
1.診断
歯型から作製した石膏模型やX線写真、規格顔面、全身写真、口腔写真、かみあわせ状態の記録をもとに、患者さんの姿勢、かみ癖、習癖や性格などを加味して、総合的に治療方法を決定します。
2.治療方法の立案
かみ合わせ異常の原因などが判明すると、大きく4つのアプローチによる治療法を立案します。
歯列矯正治療
スプリント治療
早期接触の除去
姿勢あるいは悪癖除去指導
3.治療の開始
4.治療効果の評価・判定
一定期間ごと、治療の効果を確認しながら治療をすすめていきます。
